インターアクト地区大会に参加して

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インターアクト地区大会に参加して

今回は、高校2年生の岡本英一郎君による11月6日に行われたインターアクト地区大会の報告を紹介します。「伝統」と「平和」という、今こそ守りたいものについて、複眼的に考える機会となったようです。



先日、11月6日に洛星をホスト校として、ボランティア宗研ことインターアクトクラブの地区大会が開かれました。洛星を始め、京都、奈良、滋賀、福井の4県から合計100名近くのインターアクターが集まり、「平和の希求〜伝統文化から考える〜」をテーマに伝統文化を体験し、意見交換を行いました。
開会式後の武者小路千家のお家元である千宗守様の基調講演では、「茶の湯」は「心の平安」に通ずるというものを学びました。この混沌とした世界、いわゆるカオスな世界の中で一人一人が心の平安、コスモスを持つことでそのカオスは薄まり、平和な世界が築けるのではないかというに強く感銘をうけました。茶の湯の文化である「侘び寂び」というものは独特な考え方であり、本当に落ち着いた心を形成することが出来るのだと感じました。
また、伝統文化体験で分かれて体験する分科会で、私は笹屋守榮様ご指導のもと和菓子の体験をさせて頂きました。和菓子から平和を考えるというのは繋がりが無いように思えます。しかし、同じグループの生徒の方々とディスカッションをする中で母国の伝統文化を海外の人に伝えたりすることにより、コミュニケーションを図ることができ、戦争などの野蛮な行いではなく、話し合いをすることに繋げられるのではないかと考えました。
私の班のディスカッションにおいて、言語が違い、考え方が異なっても伝統文化から、コミュニケーションを図ることで平和な世界は築けるのだという意見にはとても納得させられました。
コロナ禍の中、地区大会が開催でき、ウクライナ侵攻が起きている今の時代に平和について考えられたことは、とても有意義な経験となりました。

 




2022.11.30

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