東京研修

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東京研修

今年度の東京研修は8月28日から、生徒84名・引率教員6名、1泊2日で実施しました。
東京研修は、生徒たちのキャリア意識の向上と進路指導の一環として、本校同窓会の多大なご協力のもと学年企画で昨年度から始まった研修です。昨年度はコロナの影響で日帰りでの実施でしたが、今年度は宿泊形式となりました。

京都駅から7:30の新幹線に乗り、10:30に東京大学本郷キャンパスに到着。そこから本郷キャンパスを東京大学の学生さんに案内をしてもらいました。キャンパスは広々としており、安田講堂など趣きのある建物の前で立ち止まりながら、キャンパスの雰囲気を感じていました。
昼は安田講堂下の中央食堂で「赤門ラーメン」などを食べたり、購買で東大グッズを購入したりしていました。午後はキャンパス内の山上会館に入り、教養学部の宇野ゼミの模擬授業を受けました。問題解決についてのグループワークではだけでなく、留学に行くための具体的なアドバイス、「守破離」の意味から考える高校での学習の大切さなど生徒たちは積極的に挙手をして興味深く話を聞いていました。その後は理学部、薬学部の本校OBが教官として所属されている研究室へ訪問し、研究内容や研究施設の説明を受けたり、OB大学院生の研究発表や工学部の研究室紹介の話を聞いたり、大学でのアカデミックな内容についても触れることができました。

その後、宿舎に入りOBの東大生から学生生活について話を聞き、一緒に夕食をとって交流を深めました。生徒たちは個々に先輩たちに積極的に話しかけ、食後の自由時間の遅くまで学生たちと話し込んでいました。

2日目は朝から4グループに分かれ国会(衆議院と参議院のいずれか)と省庁(財務省と経済産業省のいずれか)で勤めておられるOBの方々に案内、説明していただきました。国会では衆参それぞれの本会議場や各委員会室などに入らせてもらい、普段テレビなどで見る場所に入って政治についてより身近に感じることができました。省庁では仕事内容やその意義について説明され、官僚として誇りを持って国家のために従事されている熱い思いがひしひしと伝わってきました。昼食は国会カレーや省庁の食堂でいただきました。

午後は8グループに分かれて東京都内のOBのおられる企業訪問を各グループ2社ずつ行いました。ご協力いただいた企業は日立製作所、三井不動産、日本政策投資銀行、住友化学、東京海上火災日動、バンダイナムコ、早稲田大学理工学部、シティユーワ法律事務所、大成建設、さくらインターネット株式会社の10社です。それぞれOBの進路についてのお話や企業の説明、施設見学、グループワーク、街歩きなどOBの方々が趣向を凝らして生徒たちを温かく迎えていただきました。働くことの意義やそこに行きつくまでの経緯など自分たちの進路選択に落とし込んでくれればより価値のあるものとなってくれるでしょう。

その後17:30に東京駅に集合し、18:00の新幹線で帰京しました。帰りの新幹線のホームでは「ドクターイエロー」が停車しており、鉄道好きの生徒たちは大喜びで、幸運にも恵まれたとても充実した東京研修となりました。

今回の東京研修は同窓会のとても結束力が強く協力的である洛星だからこそできた研修である言えます。生徒たちもその思いをしっかりと受け、これからも学校そして社会の発展に貢献してくれることでしょう。ご協力いただいたOBの皆様および関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。


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