カリキュラム

中高一貫教育で、
確かな学力と豊かな人間性を育む。

心と頭と体を育てる全人教育という目標において、教科指導はとても大切な要素です。
生徒全員が大学進学を希望しているため、中高一貫教育のメリットを生かし、効果的でゆとりある教科指導を実施しています。
そして、確かな学力を育めるよう6年間の学園生活を、各2年ごとに基礎期・充実期・発展期に分け、生徒たちの成長に応じた取り組みが行えるよう配慮しています。

土曜講座

高校2年・3年では通常の授業とは異なり、生徒の希望に基づいた講座制授業を実施し、大学受験対策や高大連携講座など、多様な授業を展開しています。また高校の模擬テストも、通常授業に支障がないよう土曜日を中心に実施しています。中学1年〜高校1年では通常の授業を行います。

補習・講習

中学では、小テストや宿題の提出状況などに基づき、適宜放課後に補習を実施し、基礎学力の定着に努めています。高校では、基本を確認する補習とともに、発展的な補習も早朝や放課後に実施しています。
長い夏期休暇中には、中学を含めクラブ活動にも配慮しながら、大部分の生徒が参加する補習・講習を実施しています。高校1年・2年では、英数国を中心に計10日間、高校3年では理科・社会を含め計15日間の講習を設定し、特に高校3年では大学受験に向けた多種多様な講座を用意しています。冬期休暇中にも高校各学年で、4〜5日間の講習を行っています。

教科概要

全体

各学年で原則として一人の授業担当者が5クラス全部を担当することで、すべての生徒に統一的な教科指導ができる体制をとっています。高校2年から多くの教科で文理別の授業編成となり、選択科目が増えますが、生徒の希望を尊重して科目を選択する形をとっています。

英語

6年間を通じて週6時間以上の授業を配当し、外国人教員(ネイティブスピーカー)を全学年に配置し、4技能を重視した授業を行なっています。中学全学年で週2〜3回の分割授業を実施して、高校での高度な授業にも対応できるように、少人数できめ細かな指導をしています。また、英検などの外部検定試験を積極的に受験しています。

数学

全学年で週6時間以上の授業を配当し、中学2年末までに中学課程を終了します。また、中学3年から無理なく高校の内容に入れるように配慮しています。高校2年・3年では文系・理系別に大学受験に向けた体制をとっています。

国語

古典文法を導入する中学2年で分割授業を実施し、中学3年では漢文の内容もとり入れています。漢字検定については、中学各学年で4級~準2級、高校2年で2級を受験します。高校2・3年の文系選択者には「文学国語」の授業が加わり、思索を深めるとともに、大学受験以降も視野に入れた授業をします。また、狂言・落語・能の鑑賞をするなど、古典文化に触れる機会も全学年で設けています。

理科

中学1年・2年でほぼ中学内容を終え、中学3年から余裕をもって高校内容を学習します。3つの実験室を活用して実験・観察で生徒の興味を引き出す授業を展開しています。高校2年からは、文系・理系別の授業編成を行い、特に理系に多くの時間を配当して大学受験に対応する態勢をとっています。

社会

校外授業として、中学1年の歴史で奈良、中学2年の地理で実際の扇状地に足を運び、授業内容を現地で実際に自分の目で確かめる機会を設けています。高校2年からは、大学受験に向けて各自の希望に基づいて選択した科目を学習します。文系では二次試験向けの論述問題対策も行います。