卒業生の声

2003年卒業 京都府立医科大学

自由な校風を特徴とする学校生活の中で、「自由とは自分の決断に責任を持つことである」と気付かされた。特に進路選択の際には自身の個性と向き合い、将来を見据え、悔いのない選択ができたと思っているし、そう思えるように進み続けてきた。

私は救急・災害医療を専門に仕事をしている。自分の決断に責任を持てない者が、救急医療や災害の現場で重大な決断ができるはずがない。

学生時代から続く決断の連続は今後も続くであろう。その礎は間違いなくあの学び舎にある。

京都府立医科大学 救急・災害医療システム学 武部 弘太郎

2009年卒業 東京大学 (文科一類)

洛星では、勉学と部活動(バスケットボール、ESS等)に打ち込んだ日々でした。

特に思い出深いのは、中3の頃、日豪国際交流プログラムに参加して、姉妹校 St. Francis Xavier’s Collegeで学びながら、二週間ホームステイしたことです。ホストファミリーとは今でも交流があり、ニューキャッスルまで遊びに行ったこともあります。 国際協力に携わる現在のキャリアの原体験になりました。

洛星での生活を通じて、一生の財産を得られることを願います。

石丸 大輝

2022年卒業 京都大学

洛星で過ごした六年間は私にとって夢のような時間でした。

勉学面では博士号を持っておられる先生方から奥深い授業を受けられる一方で、宿題や進路指導などに締め付けられることなく、男子校ならではののんびりとした空気感の中自分の興味分野を思う存分究めることが出来ました。また、そういった放任的な面のみならず、様々な学校行事を通して予算の管理を生徒主体で行うなど自らの自主性と責任感を育むことができる環境でもあります。

中高六年間で深まる学友との絆は他に代えがたいものです。一生バカやれる友達を作りに来ませんか。

廣田 知章

1992年卒業 京都大学大学院工学研究科

在学中に何かを強制された記憶は殆どない。 唯一部活への参加は強制で、サッカー部で挫折を経験し軟庭部でナポレオンの腕を磨いた。

自由な校風の6年間で得たのは「自主自律の精神」だろうか。 生涯を懸ける仕事を自問し、惑星探査機を開発する今に至る。 『宇宙は広いが宇宙業界は狭い』 業界で遭遇した洛星同窓生は利害を超えて本音で話し合える貴重な存在。

卒業から30年以上経っても杯を酌み交わせる恩師や仲間も本当に有り難い。

JAXA ISAS  今村 裕志