ありがとう、宗研館
1961年からずっと旧修道院の土地で洛星生を見守ってきた宗教研究館が、老朽化により安全性が確保できない、ということで、役目を終え解体されることとなりました。
「大人の事情」で、慌ただしく工事日程が決まったため、生徒や卒業生には「寝耳に水」のことかもしれません。申し訳ありません。
そんな中、9月7日(日)には、OBの方々もたくさんお別れに訪れてくださいました。
クリスマスタブローの練習会場で、先輩に細かく教えをうけたこと。クリスマスタブローのあと、みんなで宿泊したこと。ヴィアトール修道会の神父様やブラザー達による手品や、クリスマスキャロルを歌って楽しいひとときを過ごしたこと。中学入学後に宗教ガイダンスがあったこと。木曜日の宗研では、Tea Groupで聖書を読んで分かち合いをしたこと。点字を学んだこと。
宗研館は、生徒だけでなく保護者や教職員の交流場所でもありました。コール星(合唱)や金曜宗研・土曜宗研(聖書勉強会)、第三会、信者の集まり、クリスマスパーティー。文化祭終了後や考査期間の午後など、年数回行われていた教職員の懇親会……(コール星や保護者宗研は、旧修道院聖堂等に場所を移して活動は継続します)。
たくさんの思い出が詰まった宗研館。建物はなくなりますが、ヴィアトール修道会の方々が注いでくれた温かいまなざしや洛星ファミリーの絆は、永遠です。
宗研館さん、ありがとう。長い間お疲れ様でした。
校長