大小さまざまな「種まき」
夏休みの間、いろいろな学びの場が設けられました。
文化祭に向けて、「包丁」について学んだのは、料理研究部。京都で有名な料亭「木乃婦」の若大将を講師にお招きして、包丁のあれこれ、数学的な理論も交えた上手な刺身の切り方のお話、そしておいしい鯛素麺のつくり方など、知識だけでなく、五感を刺激し、非常に充実した、ぜいたくなひとときでした。最後は「口福」で締められたようです。
高校2年生では、毎年恒例の「次世代リーダー養成プログラム」がハーバード大学の学寮を拠点に行われました。現役ハーバード生との交流は何よりの宝となったようです。
高校1年生では、昨年に引き続き、イギリス研修として現地のパブリック・スクールでの生活と英語研修を経験しました。イマドキの生徒には窮屈な寮暮らしも良い思い出に。英国での2週間が洛星Gentlemenとしていつか芽吹き、葉を茂らせてくれることと思います。
土曜講座から校外へも飛び出しました。妙心寺の塔頭にて、「ベンチャービジネス」夏季特別合宿も行われ、起業家の方からのアドバイスもいただきました。
このほかにも、生物部の鴨川調査や東北宗研の活動など、クラブ・同好会単位だけでなく、さまざまな活動がなされた夏でした。
明日から始まる文化祭では、その活動の発表もなされています。まだまだ種を撒いて間もなく、芽を出し、枝を伸ばし、花を咲かせ、実を結ぶには時を要するでしょう。
明日から3日間、10年後、20年後大きく成長した生徒の姿を想像しながら、文化祭を楽しむことといたしましょう。
校長