学校ブログ

中1・2年対象の演劇公演がありました

去る6月27日(金)、本校のケルブ講堂(小講堂)にて、劇団「風」のみなさんによる演劇『ヘレン・ケラー』の上演が行われました。

実は前日の26日は、台風の影響により学校は臨時休校となっていました。一時は「開催できるだろうか」と心配されましたが、夕方にはレベル4の警戒宣言も無事に解除。

大阪での公演を終えた劇団のみなさんが午後5時過ぎから夜にかけて舞台の「仕込み(準備)」をしてくださいました。 何もない講堂のフロアが、劇団のみなさんの手によってみるみるうちに本格的な演劇空間へと生まれ変わっていく様子は、まさに職人技でした。暗いニュースを吹き飛ばすような、劇団のみなさんの熱意に心から感謝いたします。

そして迎えた本番当日。 目の前で繰り広げられる迫真の演技に、生徒たちは一瞬で引き込まれ、終始食い入るように舞台を見入っていました。役者のみなさんの息遣いや感情がダイレクトに伝わってくるのは、生の上演ならではの醍醐味です。

モノや情報が豊かにあふれ、最初から「何もかもがある」世の中で知識を蓄えている現代の生徒たちにとって、今回の公演は非常に大きな意味を持つものとなりました。

「何もないところから、一つの舞台を作り上げる素晴らしさ」

「何もないところから、ことばを習得していくことの感激」

ヘレン・ケラーが世界の美しさや言葉の喜びに目覚めていく姿を通して、生徒たちは言葉の持つ本当の素晴らしさ、そして諦めずに挑戦する心を生で体感することができました。

生徒の一言感想を一つだけご紹介します

「僕はヘレンの父の、ヘレンが指文字でfatherと書いた時の感動ぶりには心動かされた。目が見えないことと耳が聞こえないことの辛さを想像しただけでもつらくなる。そして、アニーの諦めないドよくに感動した。」(中1生徒Mくん)

「手で文字を伝える発想がすごい。視覚、聴覚がなく、情報が得られない状態でも、教わったことを実践しようとする。人は頑張れば極限の状態でも何かを得ることはできるなと思いました。」(中2生徒Kくん)

生徒たちにとって、生涯心に残るようなかけがえのない大切な機会となったことと思います。 素晴らしい時間を届けてくださった劇団「風」の皆様、本当にありがとうございました!

 

次の週、30日には、7月4日の赤ちゃん講座のために、中3生有志が笹飾りを作っていました。当日は、たくさんの乳幼児がケルブ講堂を訪れてくださり、中3生と交流のひとときを持ちました。

多感な中学時代。多くの方々とふれあい、さまざまな経験をして、大きく成長してくれる姿を見守ることは、私たちの喜びです。

校長