学校ブログ

送り火の夜に

今日8月16日は五山送り火の日です。

昼間は7月で白寿を迎えた母を筆頭に娘、親子三代で奈良まで(車で)お出かけしたので、夜は自宅の二階から静かに「大文字の送り火」を鑑賞。

私にとって、大文字山は幼稚園の頃からの「庭」的存在です。小学高学年になると、「大」の火床中心部まで銀閣寺から25分くらいで駆け上がっていました。(最近は気合を入れないと上まで上がれませんが。)

小学生の頃から私にとっては、送り火の灯りと昼間のツクツクボウシの鳴き声は、夏の終わりを告げる合図。「もうすぐ夏休みが終わるよ!早く宿題しなきゃ!」と教えてくれるサインでした。この歳になっても、送り火とちょっと哀愁を含んだツクツクボウシの鳴き声には、焦りを覚えてしまいます。

7月後半には、教職員の働き方改革や来年度・再来年度の学校行事案作成、さまざまな体制見直しなど、課題は山積み。「夏休みに集中してやるぞ!」と意気込んでいたのに、気がつけばもう送り火の日を迎えました。

夕方5時、点火準備が整った大文字山

夕方から「えらいこっちゃ」と焦りつつ、まずは頭と体を冷やそうとスイカにかぶりついたものの、結果お腹だけが冷えてしまう……そして、夜8時に如意ヶ嶽に「大」の字が灯ると、なんとなく神妙な気持ちになり、ひとしきり反省したあと、明日からこそは!と意気込む……これも小学生の頃から変わらないパターンです。

五山送り火は、そもそも亡き人の魂の安寧を祈る行事。亡くなった人々のことを想い、そして、生かされていることに感謝し、私たちの生きている世の中のことを想う。そんな日です。単なる年間行事や観光イべントではない、グローバルな祈りの行事です。多くの人の想いが込められた灯りを見たら、幼い子も、外国からの訪問客も、心に灯りが灯ることでしょう。

点火間もない「大」(我が家の2階から)

さて、灯りを見て、私もまずは自分のできることからはじめよう!と、休み明けの高校3年生向け講習の準備に励みます。高校3年生の多くは、夏期休業期間もほとんど学校にきて自習に励んでいました。彼らの頑張る姿を見ると、気が引き締まります。明日の午後は、1年ぶりに大学の同期と昼食会の予定。パワフルな友人たちから元気をもらい、しっかりエネルギーをチャージしてきます!

18日からの学校業務が再開します。生徒の皆さんも、残りの夏休みの日々を単に宿題のための消化期間として消費し消耗するのでなく、9月1日からのエネルギー充電をしてください。

校長